2月19日(日)から25(土)まできょうされんが加盟する日本障がいフォーラム「JDF熊本支援センター」にて被災地の障がいのあるかたの災害支援のため活動しました。現在の活動は「被災地障害者センターくまもと」での引越しや片付けなどの活動と木山仮設団地での相談・調査活動でした。1クール一週間の支援で今回は40クールになり、全国から7名の支援者と共に活動しました。
オリエンテーションでは、地元の作業所職員から震災当日の様子を報告されました。グループホームでの対応や2日後には作業所の開所など、現場での混乱や苦悩を話されました。その後は、活動場所となる益城町を回りました。熊本市内は、平常ですが益城町に入るとまだまだ復興が進んでないことに言葉が出ませんでした。

私の活動は木山仮設団地での支援でした。木山仮設団地は、仮説団地の中で2番目に大きくて220世帯・約550名の方が生活されています。主に障がい者の世帯を訪問して生活上の困りごとについての話を伺ったり、世帯や個人の生活状況の調査を行ないました。訪問では震災のときの様子や避難所での不便さ、家族を失われた喪失感などを話していただきました。また、仮設住宅には2年の制限があり、生活再建への不安をどの家庭でも話されました。 4名の相談員は毎日各家庭を訪問されたり、ボランティアさんによる体操教室や支援センター主催のカラオケや手芸などのサロンの開催など大忙しでした。また、住人の方からの要望や意見にもすぐに対応・調整されて多岐にわたる業務をこなされていました。仮設団地入居から4ヶ月が経ち、入居できた安堵感から生活の質の向上のためのコミュニティ作りにおいて様々な課題が出てきています。相談員は訪問から意見要望を吸い上げ、自治会に問題提起をして解決に導くよう奮闘されていました。その姿勢は大変勉強になりました。

愛知県では熊本地震の報道がめっきりと入らなくなり風化しつつありますが、被災地では復興は全くすすんでないと感じました。仮設住宅は2年の制限があります。2年で個人の生活再建はもとより地域の再建などは程遠いのではないかと感じました。私にできることは被災地の声を皆さんに届けて、決して風化させてはならないことであると強く感じました。(清水)

カテゴリー: 行事紹介

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